1.5℃の地球温暖化に整合する「システム・トランジション」は可能か?

■ タイトル: 1.5℃の地球温暖化に整合する「システム・トランジション」は可能か?
■ 日 時: 13:00-14:30 2018年12月6日
■ 会 場: COP24 日本パビリオン

関連リンク: http://copjapan.env.go.jp/cop/cop24/events/2018-12-06/02/

2018年10月、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第48回総会にて、「1.5℃の地球温暖化:気候変動の脅威への世界的な対応の強化、持続可能な開発及び貧困撲滅への努力の文脈における、工業化以前の水準から1.5℃の地球温暖化による影響及び関連する地球全体での温室効果ガス(GHG)排出経路に関するIPCC特別報告書」政策決定者向け要約が承認された。この政策担当者向け要約のC2では、高い確信度で「オーバーシュートしない、または限られたオーバーシュートを伴って地球温暖化を1.5℃に抑えるモデルの(排出)経路においては、エネルギー、土地、都市、インフラ(交通と建物を含む)、及び産業システムにおける、急速かつ広範囲に及ぶ移行が必要となるであろう」とされている。  このサイドイベントでは、1.5℃特別報告書についての基調講演と、様々な分野におけるトランジション研究や、トランジションに向けた取り組みの紹介を受けて、この「システム・トランジション」が可能かどうかを議論する。

プログラム:
13:00 – 13:05 (5分)
Opening and framing presentation
甲斐沼 美紀子 公益財団法人 地球環境戦略研究機関 (IGES) 研究顧問
13:05 – 13:25 (20分)
Overview of the IPCC special report on global warming of 1.5℃
ジム・スキー 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第3作業部会 共同議長
13:25 – 13:35 (10分)
Transition of energy intensive processing industries: How do we deal with GHG emissions that have the most impact?
ステファン・レヒテンベーマー  ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所(WI) フューチャー・エネルギー・アンド・モビリティ・ストラクチャーズ ディレクター
13:35 – 14:25 (50分)
Panel discussion: How possible are “system transitions” consistent with global warming of 1.5?
セルジオ・ラモッタ イタリア共和国経済振興省・新技術エネルギー環境局(ENEA)
ヤン・ブリアンド  持続可能開発・国際関係研究所(IDDRI) 大幅な炭素排出削減に向けた道筋プロジェクト(DDPP) 気候・エネルギー・交通政策リサーチフェロー
ジャン・シャルル・ウーカード フランス環境・開発国際センター(CIRED)
ハンナ・フェケテ  NewClimate Institute
ステファン・レヒテンベーマー  ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所(WI) フューチャー・エネルギー・アンド・モビリティ・ストラクチャーズ ディレクター
甲斐沼 美紀子 公益財団法人 地球環境戦略研究機関 (IGES) 研究顧問
ファシリテーター: 浜中 裕徳 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) 特別研究顧問
14:25 – 14:30 (5分) Wrap-up
Archive (English)