低炭素社会に向けた転換と全球的な挑戦 – 低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet)からのメッセージ

■ 日時: 2014年12月12日(金) 10:30-12:00
■ 会場:  COP20EU パビリオン
■ 主催:  イタリア 新技術・エネルギー・持続的経済開発機構/公益財団法人地球環境戦略研究機関

気候安定化のためには究極的にはGHG排出をゼロにする必要があり、これに即した社会変化に適応していく必要がある。低炭素社会の実現には、エネルギー供給システムのみならず、既存の社会経済システム全体の構造変化や改革が求められている。現在我々は巨大な変革の時代にいる。変革を進めていくためには、エネルギー安全保障とエネルギー効率とのおりあい、資源効率の一層の追及、都市による低炭素イニシアティブの促進、低炭素グリーン成長にむけた民間投資の拡大など、より包括的なアプローチが不可欠である。更に、例えば、低炭素社会に向けた新しい経済体制を実現する梃子としてのグリーン投資の使い方や、発展途上国、とりわけアジア新興国において如何に低炭素かつ気候変動に強靭な発展パスを実現していくか、などが喫緊の課題である。

このサイドベントは、各国の政策立案過程の第一線で活躍する専門家からなるネットワーク-LCS-RNet-の第六回会合の主要な論点を紹介するものである。また、来年フランス・パリで開催されるCOP21を見据えて、研究ネットワークからどのようなメッセージが発信できるのか、また、COP21後に各国が国内政策を整備していくにあたり、このネットワークがどんな存在意義を持ちうるのかについても議論する。

Programme_EU_Pavilion

 

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